メタボの人ほど血圧下がる!!
平成22年9月25日(土)付け日本経済新聞夕刊に、『血圧や脂質下げる薬 メタボの人効果薄く』
という記事が掲載されました。日本心臓病財団の調査により、腹囲男性85cm、女性90cm以上の人で
高血圧症の人は、薬で目標値まで下げられているのは、36%にとどまっている。全国で1351人の生活習慣病の治療を受けている男女を調査したもの。脂質異常症の人も薬で下げられるのは、54%とのこと。
糖尿病も僅か26%の投薬効果であった。
ハイブリッド抽出まぐろ油は、プラセボコントロール・二重盲検試験でBMIが24以上の人ほど血圧が下がりました。
中性脂肪は、有意に8%も下がりました(8週間で)。また、血中のアディポネクチンも有意に増加し、糖尿病の改善効果も期待されています。
BMI値と最大血圧減少量
ハイブリッド抽出法とは、原料から抽出作業を行う際、最初から終了時迄、一切外気に触れさせること無く
真空と加圧、低温と中温を 組み合わせて効率よく高品質な成分を抽出する方法です。
皆さんは気圧の低い富士山の頂上では普通にご飯を炊くと、芯まで炊けないことをご存知だと思います。
ある日富士山を眺めていてこの話を思い出し、真空下だと低温でも沸騰する現象を利用し、脂と魚肉を
低温で 沸騰させれば脂を採り易くなり、しかも品質は保てる筈と考え付きました。実際にやってみると
ほぐれはしますが、脂は未だ十分に溶け出して 来ません。今度は温度を加え100℃以上にすると
加圧状態になり、沸騰しません。この状態でじっくり脂を溶け出させます。分子蒸留法のような高温は
使わず、脂質内のビタミン等を破壊することの無い中温域で行います。
こうして品質と収率の両方で効率よく脂を取り出すことが出来たので、ハイブリッド抽出法と命名しました。
この時今迄見たことの無い透明で綺麗な油が回収出来たので、そのまま試験管に入れ放置して
おきました。同じ原料を使った従来の煮取り法で採取した油は3日と持たず色が褐色になり強烈な悪臭を
放ちますが、この油は2ヶ月たっても3ヶ月たっても色も臭いも殆ど変わりませんでした。
今迄魚油はDHA・EPAが多ければ多いほど酸化し易いと言われてきました。学界や業界の常識を
打ち破った瞬間でした。
下の写真右側が従来法通常のDHA・EPAの製品はこのような油から高度な技術により精製されて商品に
なりますが、ビタミン等が破壊されているので 酸化しやすくビタミンEが添加されています。原材料表示に
ビタミンEと書かれてあれば後から酸化防止剤として添加された証拠です。
上の写真は、ハイブリッド抽出油です。ビタミンEやDが豊富に入っているので容易に酸化しません。
この抽出法を色々なところで発表しましたが中々信じて貰えませんでした。常識では考えられなかったのです。
しかし、裏付けのデータは全部揃っています。現物もあります。
今迄厳禁されていた室温・光の下・空気との接触にも大きな酸化は無かったのです。
この結果を論文に纏め世界的な科学誌ネイチャーに投稿したところ現在はネイチャープリシーディングスでネット上で公開されています。
アドレスはこちら。
http://precedings.nature.com/documents/3110/version/1
酸化し難いと言う事は抗酸化成分が多いということで、様々な機能性が確認できました。